屋根塗装でおすすめの塗料の種類は？

屋根の塗装をしたいけれど、どんな塗料がいいの？と、お悩みの方へお勧めの塗料を調べてみました。

屋根用塗料の種類

屋根の塗料は大まかに分けると、アクリル樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料があります。また、溶剤（油性・シンナー系）タイプと水性タイプの2種類があります。

アクリル樹脂塗料

無色透明で高温による変色に強く、光沢を維持します。

ウレタン樹脂塗料

一般的な塗料。金額が安く様々な素材に使いやすく、耐候性、耐水性、耐油性に優れています。

シリコン樹脂塗料

汚れや色あせに強く、塗装膜の表面がガラス質になるため光沢があり、塗装表面が硬いのが特徴です。また塗装膜がはがれにくいことから、建物の内部結露を防止する効果もあります。

フッ素樹脂塗料

光沢があり耐熱性や耐候性に優れており耐用年数が非常に長く、大型物件の塗装などによく使われていました。その為金額は高めですが、長持ちすると技術が進み若干手が届く金額に近づいてきた為、この数年で一般の戸建て住宅にも普及しています。

溶剤タイプ（油性）と水性タイプどちらがいいか？

シンナーで溶かすものが溶剤タイプ（油性）、水に溶かすものがタイプが水性タイプといいます。どちらも耐久性はほとんど同じですが、溶剤タイプはシンナーを使用していることから環境面を問題視されることがあります。

特殊機能・効果がある塗料

「遮熱塗料」など特殊効果の有無でも分類されます。日光の紫外線を反射することで屋根が熱を吸収するのを防ぐので、室内の温度上昇を減らすことができる塗料です。夏場などの室温の上昇が抑えられるので、暑い日のお部屋が過ごしやすくなる、エアコン代の節約、電気使用が減るのでエコ等、のメリットがあります。ただし、冬場の寒さは防ぐことができません。

適切な屋根塗料選び

様々な屋根の素材があり、それにより使える塗料と使えない塗料とが出てきます。ご自宅の屋根に適している塗料を確認しましょう。万が一、適さない塗料を使用すると塗装の剥がれなどの不具合が起こる可能性が高くなります。塗料について調べる際は、塗料カタログや、専門の業者に相談した方がいいかと思います。基本的には業者がきちんと選定してくれるはずですが、まれに知識のない業者や悪質業者などは、気にせずどのお家も同じものを塗っていることもあります。トラブルにならない為にも、ホームページなどで念のため確認しておくと安心でしょう。