屋根塗装で重要なタスペーサーとは？

屋根塗装は、建物を雨漏りから守る重要なメンテナンスです。

もちろん屋根だけで雨漏りをしのいでいるわけではないのですが、大きな砦であることには違いありません。

屋根を定期的にメンテナンスを行うことで修理費用を最低限に抑え、建物の保護にも繋がります。

正しい知識を持って屋根塗装を行いましょう。

屋根塗装とは

屋根のメンテナンスには、その形状や材質によって様々な工法があります。

そのうちの一つが屋根塗装です。

屋根塗装は外観の美しさを維持するという役割ももちろんありますが、屋根の劣化を防ぎ、結果とし

て建物全体を守るという大きな役割があるのです。

屋根というのは日頃からチェックできる箇所ではないので、雨漏りなどの不具合が生じてからでは、

すでに手遅れとなっている場合も多いため、傷んでしまう前に早め早めのメンテナンスを行うということが大切です。

最近では防水効果だけでなく、耐熱、遮熱効果のある塗料、汚れのつきにくい塗料など新素材が発売され、美観の観点、省エネの観点からも注目されています。

屋根塗装と言っても、ただ屋根に塗料を塗っているだけではありません。

塗るだけなら、DIYで自分でもできるような気がします。

しかし、実は屋根塗装は専門職で、しっかりとした知識を持って行わなければ、逆に雨漏りを引き起こしてしまうのです。

「タスペーサー」という道具があります。

ほとんどの方は聞いたことがない、専門の道具です。

見積書に「タスペーサー」という文字を見て、これは必要なのかと思った方もいるのではないでしょうか。

「タスペーサー」は、コロニアルやカラーベストといったスレート瓦を張り替える際に使用するクリップのような道具ですが、これを用いることによって雨漏りの予防に大きく役立ちます。

タスペーサーは、屋根塗装によって非常に重要なパーツです。

たとえ屋根塗装によってキレイに仕上がったとしても、タスペーサーを設置しなければ雨漏りのリスクが上がってしまいます。

タスペーサーの役割は、簡単にいうと「縁切り」です。

屋根塗装の際に、スレートとスレートの重なり部分を塗料が覆ってしまうことにより、雨漏りが発生してしまうのです。

これは雨水の逃げ場がなくなることにより発生します。

これを防ぐための道具が、「タスペーサー」なのです。

タスペーサーを用いることで、雨漏りのリスクが下がります。

逆に見積書に「タスペーサー」が入っているかを確認しましょう。

スレート屋根の塗り替えの際には、タスペーサーの見積もりが入っていないことを確認するなど、雨漏りの起こらないメンテナンスを行いましょう。