屋根修理は足場が無くてもできるのか?
屋根修理は室内リフォームと異なり、目に見えない箇所で行う専門的な作業です。
そのため知らないことも多く、何かと心配です。
しっかりと屋根修理の作業工程などを把握し、安心して工事を迎えられるようにしたいものです。
そして、屋根修理を行う上で気になるのが足場の必要性です。その点についても解説していきます。
屋根修理とは
屋根修理は建物を長く安全に維持していく上で、非常に大切なメンテナンスの一つです。
屋根は、建物を風雨や直射日光から保護する大切な枠割りがあります。
屋根のメンテナンスを怠ると破損箇所から雨水が入り込み、建物内部の柱や梁を侵食します。
シロアリの温床にもなり、建物の強度を著しく低下させてしまうのです。
破損箇所は弱くなり、台風などで大きな事故となる可能性もあるので、屋根のメンテナンスは非常に大切です。
屋根修理の相場は
屋根は、その形状や材質にもよりますが、10年程度で点検やメンテナンスを行うことが推奨されています。
それは用いられている材質の耐用年数が10年程度であるものが多いため、でもあります。
屋根修理には吹き替えやカバー工法、塗り替え、張り替えといった様々な工法があり、それぞれに相場が異なります。
一般的な住宅での目安としては、屋根塗装では40万円から80万円、カバー工法の場合80万円から120万円、吹き替えでは60万円から200万円程度が必要になります。
屋根の修理には、それぞれの工法や形状によって工程が変わりますが、全てにおいて必要なのが「足場」です。
この「足場」が費用面でのウエイトを大きくしています。
屋根修理に足場は必要なのか
足場のウェイトが大きいため足場はいらないのではないか、と思う方もいるでしょう。
しかし、法律によっても2m以上の高所での作業では、足場を設けることが定められています。
足場は高所で作業する場合の安全管理においても、とても重要です。
それだけではなく足場があることによって作業効率も上がり、荷物の上げ下ろしなども効率的に進めることができます。
足場にはくさび緊結式、単管ブラケット足場、単管足場、屋根足場があり、それぞれの平米単価は800円から1500円、800円から1000円、600円から800円、800円から850円となっています。
屋根修理の際には、足場を組んでおくことで悪天候時の保護も行うことができ、結果的にキレイな仕上がりになります。
まとめ
屋根修理において、2m以下であれば足場設置は義務付けられていませんが、足場を組むことにより、作業の安全性や効率、キレイな仕上げを行うことができます。
確かに金額面でにおいてのウェイトの多い足場ですが、必要経費とみなす方が良いかもしれません。