屋根にある天窓とは?どんな役目があるのか
天窓の付いている屋根を見かけることはありませんか。
洋風の住宅や別荘など、ちょっとお洒落なお家に屋根に天窓が付いていることがあります。最近は新築物件などで最初から天窓が付けられている住宅も増えています。
屋根に付いている天窓にはどんな意味があり、どんな役目があるのでしょうか?
屋根に付けられた天窓の役目とは?
天窓が付いている住宅は、洋風やお洒落で豪華なイメージを持っている方もいるでしょう。
そのため見た目がいいから、高級感が漂うから、星空を見るだけなど斜に構えて見ている方もいるかもしれません。
しかし、天窓は見た目などのデザインを重視して付けられることはほとんどありません。天井部分から光を効率的に室内に取り入れることが目的だからです。
大きな住宅は窓も大きいですが、家の中心部にいくほど光りも届かなくなります。天窓の役目とは、この部屋の奥の方に外光を取り入れるために付けられているのです。
屋根にある天窓のメリットとデメリット
メリット
天窓は部屋の中に光を招き入れることが大きなメリットになりますが、それだけではありません。
天窓にも開閉するタイプのものがありますが、こちらは風を取り入れることができます。外部の空気でも、特に屋根などの高い位置にある空気は比較的涼しい風が流れています。
特に夏場は天窓を開けることで自然の風を室内へ循環することができるのです。朝の陽ざしを受け、夜になれば星空を眺めることもできます。
デメリット
デメリットと言える部分としては、雨漏りの危険性が潜んでいることが挙げられます。
天窓は屋根に付いていますので、雨などを直接浴びてしまいます。そのため定期的なメンテナンスは必須です。
さらに天窓を閉めたままだと、夏場に日光を取り入れすぎて暑くなることもあるでしょう。
太陽光発電を設置するスペースが狭くなることも、デメリットの一つと言えます。
屋根に天窓を設置する際の費用
住宅を建てる際に最初から天窓を設置しておけば、費用は施工に含まれることになるのでそこまで気にする必要はないでしょう。
しかし、既存の屋根に天窓を設置する際は電動式と手動式によって費用は異なります。
手動式は大体5万円からと言われていますが、電動式になると10万円以上はかかります。
また施工の際の費用と足場代は別途必要になりますので、こちらも準備する必要があります。
まとめ
屋根に天窓を付けることで部屋を自然光で明るく保つことができます。
それだけではなく、外部の風を取り入れて換気や通風をすることも可能です。
朝日を浴び、星空を眺めるなどロマンチックな雰囲気も味わうこともできるのが利点です。
住宅に天窓を取り入れたい方は、一度専門的な話を聞いてみるのも良いかもしれません。