屋根のドーマーとは?どんな役目があるのか
ヨーロッパ風の住宅などで、屋根の部分に飛び出るような形で付けられている窓を見たことはないでしょうか。
最近は新築住宅でも見た目がお洒落な屋根が増え、このような特殊な形も珍しくなくなりました。
この突出した屋根のことを屋根ドーマーと呼びますが、一体どんな役目があるのでしょうか?
屋根のドーマーとは?
屋根の部分から出っ張る形で付いている窓のことを屋根ドーマーと言います。
見た目も洋風な雰囲気を醸し出し、お洒落さを出しているように思われることもあります。
実際にヨーロッパにはこういった屋根の家は珍しくなく、テレビなどで自然に紛れる形で一般住宅が映る際に見かけることもあるでしょう。
屋根ドーマーと言う名称は知らなくても、街を歩けばそういったお洒落な屋根を見る機会も増えています。
屋根ドーマーの役割
ヨーロッパ建築などでよく見かける屋根のドーマーですが、ただ見た目を重視して付けられているわけではありません。
屋根ドーマーの役割としては、屋根裏の環境を有効活用することにあります。
屋根裏に物を置くという行為は日本ではあまり見かけませんが、ヨーロッパなどの海外ではあまり珍しいことではありません。
それどころか物置や居住スペースの一室としてなど、有効的に活用しています。屋根ドーマーの窓を開けることで風通しを良くしたり、換気などを行うこともできるのです。
屋根ドーマーのメリットとデメリット
メリット
屋根ドーマーを付けることによって大きなメリットは、物置や居住スペースの拡張が挙げられます。
それ以外にも採光という面においては非常に有効的です。
屋根の部分に窓があることで室内に光りを取り入れることができますし、通気性も抜群なので屋根裏に溜まりがちな湿気や熱気を逃がすこともできます。
見た目的にもお洒落さを醸し出せます。
デメリット
デメリットとして最も懸念されるのは雨漏りではないでしょうか。
メンテナンスが疎かで窓枠が傷むことでおきる雨漏りだけでなく、屋根の形状が複雑になることで接続部分が増えることで危険性は増します。
もちろん定期的にメンテナンスをしていれば問題はありませんが、細かい掃除なども含めて手間がかかると言う点はデメリットと言えるでしょう。
まとめ
屋根ドーマーは見た目をお洒落にすることだけが目的ではありません。
屋根裏部屋の有効活用ができ、採光や通気性を確保することにもつながり、使い方によっては住宅にとって非常に嬉しい特典が増えるはずです。
定期的なメンテナンスをする必要はありますが、それ以上に得られるメリットがあるでしょう。
気になる方は専門業者に尋ねてみてはいかがでしょうか。