雨漏り

屋根にアスベストが含まれている場合の注意点

アスベストは、かつて屋根材や断熱材など様々な場所に用いられていました。

特に屋根材では広く使われていたので、現在でもアスベストが含まれる屋根材を使っている住まいは少なくありません。

ただ、屋根のリフォームを行う際はしっかり対処する必要があります。

特にスレート屋根は注意

現在は厳しく制限されているアスベストですが、一昔前の屋根材ではよく使われています。

特に注意しておきたいのがスレート屋根で、築年数が古い建物ではアスベストが含まれている場合があります。

しかし、アスベストが含まれるからと言って即座に危険というわけではありません。

ケースバイケースですので、状況に合わせた対処が求められます。

アスベストの屋根材に対処する方法

屋根にアスベストが含まれている場合に、まず挙げられる対処法がカバー工法です。

カバー工法は、既存の屋根材を新しい屋根材で覆う方法を言います。

アスベストを含む屋根材を撤去せずにすむので、その分費用を抑えることができます。

ただし、アスベストの屋根材がなくなるわけではないため、問題を先送りしている点に注意しましょう。

もし建物を解体する時は、アスベストの除去工事をすることになります。

次に挙げられる対処法が屋根の葺き替えです。

葺き替えは屋根材を新しいものに変えることを言います。

アスベストが含まれる屋根材を撤去し、非含有の屋根材に取り替えるため、住まいの安全性が高まります。

ただ、費用の負担が増えてしまうので、リフォーム費用の増加には注意が必要です。

他にも、屋根を塗装して対処する方法もあります。

塗装の場合、葺き替えやカバー工法と比べて費用が抑えられるうえ、工期も短くすることができます。

しかし、アスベストの撤去はできないため、カバー工法同様に解体時は撤去が求められます。

破損しているなら撤去を

もしアスベストの含んだ屋根材が破損しているなら、撤去を前提にしましょう。

屋根材の破損が広がる可能性があるほか、アスベストが環境中に飛散してしまう恐れがあります。

劣化・破損が進むリスクも潜んでいますので、なるべく早めに対応することをおすすめします。

屋根材が破損している時は、葺き替えを前提にリフォームプランを組むことになると思います。

費用はかさみますが、アスベストを含んだ屋根材を撤去するので安全になります。

まとめ

絶対ではありませんが、スレート屋根は特にアスベストを含んでいるケースが目立ちます。

もし含まれている時は、カバー工法や葺き替え、塗装などで対処しましょう。

アスベストが含まれるか分からない場合は、プロに調査してもらうことをおすすめします。